中○大学タップダンスサークルFr○ihe○t

老害は昔話をしたがるし、

昔話はいいねがたくさんもらえるらしい

 

 

標題の件、

後輩ちゃんの中には知らない人も多いかもしれないが、
自分はもともと中○大学出身で、中○大学のタップサークルに所属していた。
 
サッカーと野球をするものだけがヒエラルキーの頂点に立てる田舎から
メルティングポットトーキョーへ上京したオラは目を輝かせながら
全力でジャグリングサークルを探していたのだが、そんなもんはなく結構愕然としていた。
そんなときに見つけたタップダンスサークルに割と第2志望な感じで入ることに。
 
タップダンスをやってみようって思ったのは自分が好きだったジャグラーが
大道芸でタップダンスをしてたから。(今思うとアイリッシュ)
 
ちなみに他大のサークルに行く発想はなく、
別の大学のジャグリングサークルに入っていたら100%違う人生を歩んでいた確信がある。
 
 
 
そんな形で人生を左右した中○大学タップダンスサークルFr○ih○itに入ることに。
 
入った当初の構成はこんな感じ
監督:L氏
4年生:2人
3年生:2人
2年生:7、8人くらい
1年生:10人くらいいたかも?
 
サークルは完全にL氏の独裁で動いていて、
学生同士で考えて全体を動かすようなことはなかったと思う。
4年生・3年生のタップとL氏への信仰心は厚く、これがかなりやっかいだった。
 
2年生は逆にタップは本筋ではなく、大学生として色々なことに視野を広げている人が多かった。
4・3年生vs2年生がギスギスしていることを知ったころには2年生はほぼ全員辞めてしまっていた。
 
 
 
ここでFreiheitの制度を紹介。
 
基本的に毎週金曜日がL氏のレッスン日で、月謝も払ってやっていた。
 
そしてFreiheitには階級制度があり、テストに合格して上にいかなければ基本的に規定以上のステップを習ってはいけない(勝手に練習するのはよくないこととされていた)。
 
・入門クラス・・・最初はみんなここ
・Basic2クラス・・・1年生が超えるべき壁
・Basic1クラス・・・そこそこすごい
・ビギナークラス・・・神
 
どういうテスト内容か、気になる人は会った時教えます。
月1くらいの頻度でテスト日があって、L氏やL氏アシスタントがステップの精密さなんかを判定して合否を出す。
 
もちろん同期でも早く上のクラスに行く人はもちろんいたけど、
同期であっても下位クラスは上位クラスに敬語を使うように言われていた。
ファ〜〜〜って感じ。
 
4年生だけど3年生よりクラスが下の先輩とかいたけど、
年次とクラス差のねじれ問題でピリピリしてた感あった。
 
 
あと下位クラスと上位クラスで夏合宿の期間が違う。
具体的なクラス分けは忘れたけど、上位クラスは5日間、下位クラスは3日間。
 
下位クラスでも泣きながら5泊させてくださいと懇願する人がいたとかいないとか。
本人はそのことを今はどう思っているんだろう。
 
 
外部の関係性について、
基本的我々は他のタップダンス団体の公演などを見ることを禁止されていた。
理由は無用な影響を受けて技術がブレないように、っていうことだった気がするけど
実情は公演で使ってた振り付けがタップダンサーの振り付けを流用してるのがバレるのが嫌だったんじゃないかな。
とりあえず日本のタップ関係の人と関わることは禁止されてた。
 
だけど外国人と、カズスタの人は崇拝OK。
Lさんカズスタでタップならってたせいもある。
自分がカズスタ通うようになってから、普通にL氏が遠藤くんて呼ばれてることを知ってウケた。
現人神などいないのだ。
 
とりあえず先輩がタップ○バーズをスパイ呼ばわりしてたのはなんとなく覚えている。
なので当初自分の中で早稲田のタップは悪いやつだった。
 
 
 
やめたのは結構すんなりというか、プツンと切れたというか、
夏休みに10日くらい実家に帰省したら3年の先輩から練習来なさすぎと午前の練習時間丸々使って説教されて、何で怒られてんだ?ってなって。
「ハイって言っとけばいい奴ってムカつくんだよね〜」とか言われたら腹立つでしょ
 
その日の昼休みに同期と昼飯食べながら、
「俺たった今からサークルやめるわ、午後の練習行かない」
って行って抜けていった。あっさり。
 
その日くらいの夜に改めて同期でサイゼに集まって、代表にやめるメールをポチるための集まりをした。
 
 
思い返すとなかなかに体育会系のサークルで、
サークルっていうより部活としてやっていきたい感じだったような気がする。
練習も基礎練はかなりストイックで、その分振り付けの音の合わせ具合とかは
すごくレベルが高かったと、今でも思う。
 
 
 
 
サークルは嫌いだけど、タップは好きだった自分は
他大のタップサークルへの移籍を決意。
そしてタップラバーズのHPを見てショックを受ける。
 
「なんだこの合宿の楽しそうな感じ・・・こいつらスノボやってやがるぞ!!!」
 
あとYoutubeで見つけたラバーズの人めちゃかっこいい。
そんなこんなでタップラバーズの門を叩いたわけですが、
ひょんなことから早稲田祭、定期公演などの公演には一切出ないことに。
 
 
それについてはまた今度余裕があれば。
 
 
 
 
 

タップシューズの話

生まれた時から親の影響でドリカムは子守唄のように聴いていたが、

最近また狂ったように聴いている。

 

「ドリカムアレルギー」という言葉があって、

ドリカムのポジティブな歌詞を受け付けられない人が一定人数いるらしい。

「何度でも」とか「その先へ」とか、まぁそれはわからんでもないしそこらへんの曲は自分も全然興味ないんだけど、隠れた名曲はひでぇ内容の歌詞をしてたまらんものがある。

「LAT43°n」「週に一度の恋人」「さよならを待ってる」・・ここらへんは全然前向きじゃないので傷心に塩塗りたい人にはオススメ。

youtu.be

みたいな感じでネットをウロウロしていたらドリカムの男の方(中村正人)のブログを発見し、長年愛用のベースについて紹介してたので、自分もそういうのやりたくなった。寝れないし

 

 

 

 

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①黒スエードソダン

最初から全部話すとめちゃくちゃ長くなりそうだから適当に。その頃タップシューズはカペジオ系統のシューズが大体の利用者を、特に学生では占めててカペジオの5000〜1万くらいの初期靴を買い、タップに慣れてきたらK360という5万くらいの高めの本命シューズに乗り換えるのが主流だったけど確か2014年くらいに原宿のダンコレっていう店がハートの刺繍が入ったsodancaっていうメーカーのシューズを日本で取り扱い始めて、その後1、2年後くらいにベースメントもsodanca取り扱い初めて一気に履く人が増えたように思う。

そんな自分は大学2年くらいの時から安達雄基さんにタップを習い初めて、そこで初めて会った雄基さんが履いてたシューズが黒スエードのsodancaですんごい衝撃受けたのを覚えている。

「えっ、タップシューズにスエードってありなの?ハート可愛い。しかもこの人めっちゃタップうめえ」

そんなシューズに憧れて初めてダンコレ行って全く同じ黒スエードを注文。

当時タップラバーズのシューズは前述の通り黒の皮シューズが基本で、うまくもないのにオーダーメイドの靴なんて恐れ多い、みたいなのが暗黙のルール的にあって(実際当時オーダーメイド履いてたのはめちゃくちゃうまいヤタさんだったし)自分は大衆勢でオーダーメイドシューズを履いてサークルに参戦した数少ない一人だった。

ちなみに親愛なる同期のクハラ君からは「スエードってゴミみたいだね」って言われた。

あいつは俺の中で何度でも死んでくれ。

 

 

 

 

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②白ソダン

こいつは今でも履いている、一番履きやすいヤツ。

自分もK360は黒スエードの前に履いていたけどsodancaはKに比べて軽く、ヒールが低いので通常靴に近い感じで踏める点がすごく好き。

あとやたらとボールが高く鳴るのもポイント高い。

買ったのは大学3年の夏くらいだったか、自分に空前の海外タップダンサーブームが巻き起こり「LeeHow」「ジュマーネ」「JasonJanas」にクソみたいにハマっていて、スキニーパンツに白シューズでヌルヌル踊りたい意欲がアホみたいにあった。

こうして大衆身分の自分は黒スエードの購入から1年も経たずに白シューズというこれまたサークルでは当時異端だった色のシューズを利用することになる。

(しかしそんなスパンでオーダーシューズを2足も買う金がどこにあったのか、自分でもわからない)

 

この辺りからサークルのシューズ事情に変化があって、同期を中心にシューズをオーダーする奴がホイホイ出てきた。

当時幹事長のルンルンはスク水みたいな色のKを注文し、けいすけは黄緑、茶谷も白シューズを購入し、クハラに至っては銀と謎柄の組み合わせ。

そんな先輩をみて、後輩も自分の欲望に任せた色のシューズをオーダーするように。

みんな謙虚に黒シューズ履こうぜ。

 

 

 

 

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③金ブーツ

異端of異端児。黒シューズを履く謙虚さなど自分には今更微塵もなかった。

ブーツは昔から憧れてたけど、流石に値が貼るので学生には無理だったが、社会人をきっかけにボーナスで購入。社会人の圧倒的パワーを感じた。

金の影響はこの時ハマっていたオマーの影響。あとアイヨ。

 

このシューズにはイキりポイントがもう1つあってタップスを通常LサイズからLLサイズに変更・はみ出し加工をしているのでタップス同志のカチカチ音がやりやすい。

これもスーパー若手タップダンサー達が技を開拓してたけど、この加工のおかげで踏みにくい。ただでさえブーツで踏みにくいのに。

あとこのシューズをぶら下げてサングラスで登場すると初対面の後輩なんかは絶対に避けたい先輩像が完成する。

いろんな人から賞賛と皮肉にポラライズされたレンジでお褒めの言葉をいただきコミュニケーションに難をもたらすシューズ。

いまだに履きこなせてない。

 

 

 

前述2足は結構ボロボロで新しいもう一足を買う日も遠くない気がしてるけど。

以上愛機紹介でした。